処方してもらったけれど分からない！　自閉症セラピーABAって何…

息子がこれから受けるABAって効果があるの？

専門医に処方してもらった療育は色々とありました。その中でもABA（Applied Behavior Analysis）というあの有名な療育方法でさえ私は何か知りませんでした。アメリカでは自閉所療育の標準療法となっていて、科学的に効果が見られるため保険も効きます。

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ABAは膨大なデータに基づく科学的なセラピーで、子供に繰り返しある課題を与えて、出来たら褒める（おもちゃやお菓子などご褒美をあげる）、この繰り返しです。でもこの課題も子供それぞれの状態と性格、ゴール（短期・長期）などにより細かくプランニングされセッションは行われます。発達に合わせたプロによる適正な療育が子供を改善させるのですね。

では実際のＡＢＡ（良い方のABA）とはどんなもんでしょうか＜ビデオ有り＞

百聞は一見に如かずということで、実際に息子のABA療育のセッション場面をほんの一部、ビデオでご覧ください。栄太の前に座ってセッションを実際にしているのがセラピストで、座ってみているスーパーバイザーがBCBA（Board Certified Behavior Analyst、認定行動分析士）という人です。これは栄太が2歳の時です。

セラピストが「目を触って」と指示しています。迷っていますが目を触るように誘導して、子供が触れたら褒めます。その後、ご褒美に粘土をあげています。粘土を開ける際にも大きく分かりやすい声で「開けて！」というよう誘導しています。

ここでリインフォースメント（ご褒美、やる気を出させるためのおもちゃ）にしようしているのはこちらの粘土です。

ABAは魔法のセラピーでは無い

ABAは基本的に効果のほどは…絶大にあると思います！　たまに日本人の方の記事で「アメリカABAを日本でも！」というようなものを拝見します。分かります、確かに目に見えて成果があります(勿論、しっかりとしたABAセラピーを受けた場合に限ります。

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子供が自分だけの世界からこちらの世界に近づいてきているのを感じますから。　私も日本でもっともっと正しいABA療育が日本でもなされることを願っています。ただ、ABAで自閉症が完治するということは残念ながら無いようです。目指すは完治で無くても良く、今より良くなる、コミュニケーションが取れて正常な生活が送れるようになること。